社交ダンスにおいて、パートナー選びと同じくらい大事なのが衣装です。それは、特に競技の場合には、審査員に対してダンスをアピールするということがとても大事ですから、どうしてこの衣装を選んだのかということを明確に言えるくらい、こだわることがとても大事なのです。

ダンスと衣装は一体

それはもう少し詳しくお話をすると、ダンスだけが良くても駄目だし、もちろん衣装だけが良くてもダメなんです。つまり両方納得の行くものでなければ、それは審査員にダンサーの気持ちが通じません。その理由は一つは、社交ダンスの場合に、ダンスとドレスがマッチすると、爆発的な相乗効果が生まれます。それはなぜかというと、ダンスとドレスは社交ダンスの中では一体化されているからです。

では、この大事なドレスを選ぶにはどうしたらいいのかということを考えていきましょう。

まず、衣装選びで一番大事なことは、自分のキャラクターというものを客観的に理解をするということです。つまり、他人から自分はどういう見られ方をしているのかということですね。

自分たちの個性を見極めよう

そして自分たちのダンスが、他のカップルと比べてどういう特徴があるのかということも把握する必要があります。競技ダンスをして行く上で、上位に登ろうという場合だと、個性というものが大事です。もっと簡単に言うと、他のカップルと明確に違うところはどこなのかということを突き詰める必要があります。また、ダンスのスタイルがどういうものなのかということも大事です。例えば、自分たちのダンスは情熱的であるということであれば、ダンスのカラーはクールな色というよりは、激しくハードなダンスになりますから、それこそ情熱の「赤」を選ぶことによって、さらにダンスの良さが加速して良くなっていきます。

自分たちの強みを理解すべし

重要なのは、先ず自分たちの強みは何か。その強みを伸ばすものは何か。それを第三者が考えた時にはどういうものなるのかということを、まずはダンスのパートナーとよく話し合う事が大事です。それは、極端なことを言うと、どの衣装がいいのかというのは正直答えはないんですね。重要なのことは、まずは自分たちがどういうダンスを踊って、どう言うアピールをしようとしているのか、どういうところで、他のライバルと差をつけようとしているのかということを良く話をして、そこで最終的に衣装を決めれば、自分たちの納得をした上で決めたことですから、極端な言い方をすれば、情熱的なダンスをするから、成長する木のような強い緑にしようと言っても、誰も反対はしないし、それに相応しいダンスが出来るはずなのです。

衣装選びは本当に難しいですが、よく考えて答えを出せばきっと素敵な衣装を選べることは間違いありません。